DIARY

トリファリ、スキャパレリ、ブローチ。

 

 

ここの所続いていた変な天気もようやくひと段落、今日は爽やかな風が吹いています。

 

オンラインショップへの新しい商品のご紹介は滞っていますが、色々楽しいものが集まってきています。そうはいっても、皆様に忘れられては困るので、ちょこっと届いているものをご紹介しようと撮影タイム。大きなバックル型のブローチと、トリファリのシルバー×パールの3点セット、そしてスキャパレリの赤いガラスのイヤリングを撮影しました。

 

 

スキャパレリは言わずと知れたコスチュームジュエリー界の女王。シャネルとともに20世紀のファッション界に革命を起こした人物として有名です。30年代のパリでほんのわずかしかいない女性デザイナーのうちのふたりだったシャネルとスキャパレリ。女性初のメゾン・オーナーだったシャネルは孤児院と修道院で育ち、お針子から成り上がった人物。「シンプルさはエレガンスの鍵」と語り、黒やグレー、ベージュといったシックな色調を好んだシャネルに対し、スキャパレリはアカデミックな環境で育った名家の令嬢にして伯爵夫人。芸術家のダリやコクトーともコラボ。ショッキングピンクに代表される斬新な色使いと前衛的なデザインで一世を風靡(ふうび)。互いにファッション界を大きく変えた人物ですが、性格も生い立ちもまったく異なる2人でした。うーん、両者が相容れなかったのも納得。

このちょっとした説明を聞くだけでも、自分はどっちのタイプの女性だろうと想像します。もちろん、わたしは名家の育ちではありませんが、シャネルのような燃えたぎるような情熱や強い意志、バイタリティーがあるわけではなく、どっちかと言うとホワホワと過ごしてきた人間。シャネルタイプではないようです。とはいえ、スキャパレリもただのお嬢様ではありません、少しさみしい幼少期を過ごしたり、父の蔵書で想像力を養ったり、夫の仕事で渡ったニューヨークの自由を楽しみ離婚。一女を養うため洋服のバイヤーになりパリに戻り成功を収めたり。一世を風靡したぶっちぎりの感覚と比類のないアートセンスでシャネルとは違う奔放さを感じます。どちらかと言うとスキャパレリに憧れるかな。

 

↓スキャパレリがダリとコラボしたシューハットにデスクドレス。

 

 

 

ちょど連休中にNHKをつけてみると「クレイジーズ 世界を変える物語 ココシャネル」というドキュメンタリー番組が放送されていました。見始めた時には番組も終盤でしたが、たくさんの生前の動くシャネルの映像が使われていて、あまり知らない私にはとても新鮮でした。85歳の時のインタビュー映像では「わ!ブログに書こう!」と画面に映し出された、シャネルの発した言葉を携帯で写メしていたのですが、うっかり写真を消してしまったようで、今回はご紹介できませんが、5月6日に再放送されたものを録画してあるのでそれを見たらまたご紹介したいと思います。

 

というわけで、本日3つの商品をWEBではご紹介したいと思っています。お楽しみに!

 

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