
先週末ハラハラしながら最終回まで見守ったNHKテレビ番組の【ダーウィンが来た】『ライオン王者への道』は3頭の3歳の雄ライオンの4年間を追ったドュメンタリー。虫や植物ではなく動物のドキュメンタリーとなるとなんだか悲しいことも起こるのではと積極的にみることはないのですがたまたま勝手に録画されてていた第一回を見たところ「これなら見られそう」となり最後まで見守ることにしました。ライオン=百獣の王で食事にも困らないと思っていましたが番組を見るとイメージは変わりました。ライオンにはライオンのいばらの道が。そして同じサバンナでも生まれた場所、家族によりその人生は様々、性格も様々。人間と一緒!!と思いながらスージャ、マヒリ、ブサーラという3頭の成長を見守りました。もし興味を持たれた方は是非見逃し配信などで見られるのかな?私の推しライオンはマヒリ。運よく獲物がたくさんいる川のそばのサバンナ一等地に生まれ、お母さんがご飯を用意してくれる人間でいう裕福なお坊ちゃま。仲間が欲しいのについ威張っちゃうどこか憎めないマヒリが大好きです。
ライオンと言えばで今日はpavoneのライオンのイヤリングをつけました。

つやつやピカピカの美しい素材、ガラリスが特徴です。19世紀後半に発明された初期の樹脂素材であるガラリスはカゼイン(牛乳の成分)から作られた樹脂素材。“Gala” はミルク“Lithos” は石を意味します。ガラリスを加工する工程はベークライトと同じく木工に似ているそうです。切断や研磨が必要で、さらに艶のある完成した表面にするためには、何段階もの磨き工程を要します。そして鮮やかな色から柔らかな色、明るい色から深い色まで無限と言えるほどの色数を持ちさらに一枚の素材の中で色が変化していることさえあるそうです。確かにこのイヤリングのライオンも黄色からオレンジへと美しいグラデーションが見られます。


下の写真はベルカプリで扱ったPAVONEのライオンたち。ならべてみるとテレビで見た3頭のライオンと同じく個性豊かです。色の違いだけでなくたてがみのかたちも、表情にも違いがあります。




イギリスのアンティーク屋さんが紹介しているPAVONEについての文章を読むとこれまで知らなかったことも書いてありました。以下がその文章。
彼女の作品は1920〜30年代当時のオリジナルのガラリス、ベークライト、ルーサイトを使い、マリー=クリスティーヌ自身の手によって制作されています。もっとも多く使われているのはガラリスです。彼女は、まだ価値が見出されていなかった頃に買い集めた、膨大な量のオリジナル・ガラリスを所有しています。
もちろん現在ではそれらは非常に価値の高い素材となっています。


それぞれのジュエリーは完全に手作業で作られており、完成までには数週間を要します。
マリー=クリスティーヌ自身が、一点一点、
- 発想・デザイン
- 切り出し
- 研磨
- 手描き彩色
- サイン入れ
までをすべて行っています。

まさか切り出しまでこんなにアナログに紙の型紙を当てて作家自身が行っていると思っていなかったので本当に価値ある貴重なブランドだと思いました。それぞれの表情を見ると「この子はこんなかんじ」なんて思いながら目をいれたり、ひげを書いたりして一つ一つを生み出しているのかなと想像します。そしてさらに上の写真を見て気づいた、というか嬉しくなるのは貴重な素材を無駄なく使おうとされているんだなというのが分かること。鋏が挟んでいる紙の型紙を見ると猫の背中の窪みの部分に顔の型がピッタリおさまっているのが分かります。デザインを尊重しながら素材も無駄にせず使われる、とても大事だと思いました。
これからの季節ぱっと鮮やかな色のPAVONEのジュエリーはおすすめです。