DIARY

住んでいるマンションの横はそのあたりでは広めのコインパーキング、何本かの細い木とすこし立派なクスノキが生えています。その木をよけるように駐車スペースは配されているのですが、先日細い何本かの木が切られました。近所の木の伐採にちょっと敏感な私は「なんで?(イライラ)」と思いつつ数日。今日朝通ると大きなクスノキにも梯子がかけられ少し枝が切られ始めていました。季節の剪定なのかすべて切ってしまうのかは見かけた限りでは不明ですが、すごく、ざわざわ、もやもや悲しい気持ちになりながら前を通りました。剪定であってほしいな。

2年前我が家の先代ネコが病気療養中、長いにゃん生において怖がって全く外に出たがらなかったのですが珍しく外に興味を示すようになりました。獣医さんに尋ねたところ「思いっきり好きなことをさせてあげてください。」とOKをいただいたので、夜な夜な猫を抱えて夜のお散歩をしたのがそのコインパーキングです。駅そばでビュンビュン車が通る大きな通りに面している、多少人通りは多いその場所。今にも倒れそうなフラフラの猫に紐をつけて何十分もしゃがんでそれを眺めてるいる私。ちょっと怪しい光景だったと思いますが、当の猫は吹く風に気持ちよさそうにしたり、ほぼ初めて触れるクスノキの根元の落ち葉や土の感触に珍しく嬉しそうにしていました。

そんなことも思い出しながらの徒歩通勤。今日はすごく暑くて少しは木陰を通ろうと五島美術館の前の通りに向かって歩いていると目の前に大きな虫が飛んできました。カナブン、カミキリムシ?と目で追うとそれは玉虫でした。羽は緑や赤のメタリックに輝いて、「ナマ玉虫!」。美しい!手が届きそうなくらいの頭上を飛ぶので追いかけながら角を曲がると、しばらく届きそうな届かなそうな高さをくるくる飛んで五島美術館の木の中に消えていきました。朝からもやもやしたり、ハッとなったり気持ちがいろいろな日。今日は七夕、なんだか不思議体験。

写真はお店のコレクションのガレの蓋物に細工されたバッタです。