
Moserの手のひらにおさまる小さな小さなピッチャーに花を飾りました。19世紀末 に作られたもので同じ形でグリーンとパープルがあります。ともに高さは8センチ弱、ちいさなアンティークコレクションとしてそっと飾っておけます。
【MOSER】モーゼル社はチェコ西部の歴史あるガラス工芸の中心地、ボヘミア地方で1857年に創業されました。1870年代にウィーンの王室御用達ガラス工場に指定された高い技術を誇る高級ガラス器工房です。一般的な鉛クリスタルではなく、ボヘミアの豊かな森から生まれた木炭を使用した重厚感と透明度が特徴の自然素材の無鉛カリガラスを使用。製品は現在でもすべてが手吹き・手彫り・手彩色で一つひとつ丁寧に仕上げられています。成型から加飾までの工程はすべて職人による手仕事でそれらの技術を受け継ぎ続くブランドです。

クリスタル地にエメラルド色とアメシスト色のガラスを重ねた被せガラスのピッチャーに底から見ると7角形になるようファセット(面取り)カットが施されています。胴の部分にはエメラルドカットの宝石を並べたように色がガラスが残されているのが魅力です。


細かく描かれた金彩も見事です。3面には楽しく軽やかに描かれた草原を思わせる草花文様。4面にはvermicular patternと呼ばれる細かく曲がりくねった線が描かれています。

光に当たると金に輝く金彩が、窓際に置いて逆光で見ると黒くはっきりと精密な線として浮き上がりそれもまた美しいです。

ブローチが横に並ぶとその小ささが伝わるでしょうか。

華やかに生活を彩る小さなアンティーク、Moserの小さなピッチャーはこちらをクリックしてオンラインショップA-selectよりご覧ください。 来週からは9月、少し秋モード!と思っているベルカプリです。それでは皆様良い週末をお過ごしください。
たくさん写真を撮ったので下にもう少し続きます。







