DIARY

A-select シュナイダーのガラス器

10月に入りました。今週のA-selectは先週に引き続きシュナイダーのガラス器を選びました。表のウィンドーに飾ることも多かったこのシュナイダーはブログ写真に写り込むことも多く、よくご存じの方も多いのでは。ぱっと大きく広がるスタイル、ブーケのようにデザインされた花、鮮やかな黄色。直径30センチと見ごたえのある大きさは気持ちも空間も華やぐアンティーク。

どのように撮ろうと思っていたら庭に高く伸びるジンジャーの花が目に留まりました。左右に大きく広がる葉も受け止めるなだらかなカーブで自然な姿をそのままに。

1920’s Schneider / Le Verre Francais(France) アールデコ 高さ:21.5㎝ 口径:30㎝

 「Schneider / Le Verre Francais 」

エルンスト・シュナイダーとシャルル・シュナイダーは1913年ガラス工場を設立し、ル・ヴェール・フランセのトレイドマークでグラス類、照明器具、花器など幅広い製品を製造しました。デザインは弟が担当し、形はシンプルで色調の変化や気泡の混入で特色を出しています。多くの作品を制作しましたが、後期まで型ガラスなどの大量生産を嫌ったため一つ一つの表情が違います。
世界恐慌の煽りで1938年工房は閉鎖されました。
サインはSchneider・Le Verre Francais・Charderなど様々あります。

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