DIARY

STERLING silver ハートブーケのブローチ

ハートを束ねてブーケにしたロマンティックなデザインのブローチ。大きさがしっかりありますが作り、見た目が軽やかでこれからの季節も楽しめそうです。銀製の丸線を使って茎を作り、薄い銀板でちょっと平面的な葉っぱやリボンを作り、ラインストーンのお花を束ねたこのような作りのブローチは1940年代-1950年代にCoro社でよく作られていましたが、このブローチはSTERLINGの刻印のみでブランドはなさそうです。

元々は金メッキがかかっていたと思われますが、長い年月を経てほぼシルバー色になっています。裏やリボンの内側を見るとわずかに金色をしており、製作時の名残を感じます。

ちなみにこの金メッキ、よく聞く「gold plate」よりワンランク上の「Gold Vermeil(ゴールドヴェルメイユと読むようです)」という処理が施されています。gold plateとの違いは施されたメッキの厚み、メッキされる金の純度、メッキをかけるベースとなる金属の品質の基準。ベースとなる金属はコスチュームジュエリーでよく使われる合金や真鍮ではなくsilver925であることが決められています。

ライトブルーのラインストーンが涼し気。ストーンが接着ではなくしっかり爪留めされた作りも良い感じ。もうすぐこのブローチとは少し雰囲気の違うgold vermeilのハートブーケが届くのでそちらも楽しみにしていただけると嬉しいです。

ハートブーケのブローチはこちらをクリックしてご覧ください

ちなみにベルカプリにあるCoroのGold Vermeilののブローチはこちら。ゴロっと大きな青いストーンが並んでいます。平面の銀板をくるりと巻くことで動きを出したシンプルな作りなのに大きな流れを感じるデザイン。ギラギラゴールドの金メッキは好みの分かれるところだと思いますがかっこよくつけていただけそうです。

Coroの3連ストーンのブローチはこちらをクリックしてご覧ください。