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今年最初のオンラインショップにはSandorというブランドのイヤリングを掲載しました。名は知らずともそのもの自身の美しさに惹かれて仕入れたイヤリング、私にとっては初めてのブランドですが、いつも頼りになる本を見るとしっかりとそのブランドが紹介されていました。
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本に掲載されたブローチの写真や文章を見ると、エナメルやラインストーンの使い方がART社のジュエリーに似ているように思いましたが、ラインストーンの留め方に違いがあるような。
Sandorは1938年にSandor Goldbergerによってつくられた小さなコスチュームジュエリーブランドだったようで1972年まで営業を続けます。小さなブランドゆえのこだわりで、その芸術性は高く、手作業でしか作れない職人技も見られるそう。今回のイヤリングはSandor初期、1930年代製です。
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特徴的なのは先にも書いたラインストーンの留め方です。技術の高さに定評のあったブランドだけあり、石のセットは接着ではなくきちんと金属の枠で留められています。しかもその石留めの方法も、爪を倒して石を留める一般的な爪留めではなく、石枠の縁の金属を倒し、その金属で石を押えて留める覆輪留めという手のかかる技法で仕上げられています。
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今回のイヤリングはハスケルのネックレスやブローチととても合うようです。そしてボリュームがあるけど軽やかで、試しに一日着けてみましたが私の耳では痛くなることがなく、落ちそうな不安もなく快適でした。
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