DIARY

A-select Robjのブックエンド

秋。今週のA-select にはRobj のブックエンドを選びました。

実用品でありながら、サイドボードやデスク上で彫刻的な存在感を放つブックエンド。跪き祈りをささげる僧侶?その静かな姿は以前扱った躍動感のある馬のブックエンドとは対照的なデザイン。なだらかな背中のライン。ゴールドは優しく輝き暖かな印象。

1920’s Robj France H:19㎝ W:12㎝ D:7㎝

撮影中、本を挟むと「やっぱり本の文字に目が行くね。」という話になりました。特に日本語だとぱっと文字が頭に入ってきます。「何の本だろう?」とつい興味が湧きます。以前友人とひとの本棚が気になるという話になったことがあります。本棚を見られるってなんだか自分の趣味趣向だけでなく内面的なこと、気になっていること、心配していること、密かに憧れていることまで見られてしまいそう。うかつに自分の本棚は見せたくはないなと思いましたが、その逆ひとの本棚は気になります。

ちょっと話がそれましたが本日のA-selectはRobjのブックエンドでした。

A‐selectはこちらをクリックしてご覧ください。

《Robj》 Robj(ロブジェ)社は優秀な彫刻家、デザイナー、技術者を集め、彼らが提案してくるアイディアの中から最も個性的・空想的なものを選出し自社の作品をつくりあげました。同じ時代の他の工房と比べてRobjが抜きん出て洗練されたフォルムを崩す事がなかったため、1925年のパリ現代装飾美術博覧会でRobjの作品は最も独創的でパリらしいと賞賛されます。1930年にRobjは閉鎖され、現存する作品は希少価値が年々高まっています。