
庭に美しく咲いたナツツバキの白い花に嬉しくなりました。朝咲いて夕方には落ちてしまう一日花だそうです。今日紹介するアンティークを引き立ててくれそう。

美しいカットが施されたアメリカHawkes社のガラスボウル&ソーサーです。1930年代頃のアンティーク。ボウルとソーサーを別々に使う事もできこれからの季節は出番が多そう。スクラッチもほとんどなく美しいコンディションです。


Hawkes社はアメリカン・ブリリアント・カット・ガラス(1876年頃から1917年頃までのアメリカで生産された、非常に精密かつ装飾性の高いカットガラス製品)時代を代表する名門ブランド。19世紀末から20世紀初頭にかけて精緻なカット技術と華やかなデザインで多くの人々を魅了します。1889年のパリ万博でグランプリを受賞。
職人による完全なハンドカットによる装飾で作られたHawkes社のガラス製品はガラスのカットが深くシャープさが他社よりも明らかに精巧。エッジや彫りの交差部分の仕上げが滑らかなのは高い技術によるものです。また素材には当時最高品質とされたCorning Glass Works社やSinclaire社などから供給されたクリスタルガラスを使用しています。
今回のボウル&ソーサーはディープエングレービング(深彫り)と呼ばれるシャープなカットを美しく研磨した部分とHawkes社がGravic(グラヴィーユ彫刻)と呼んだ比較的浅く、曲線的で滑らかなラインをフロスト仕上げした二つの技術が組み合わせられています。
改めてこのブランドのことを調べてみて、アールヌーボーを意識した植物や鳥など自然主義的なデザインを取り入れ芸術的要素が強いGravicの特徴を今回のガラス器からも感じ、その美しさに納得しました。
1930年代 Hawkes(アメリカ) ボウル:W11.5センチ・H5.8センチ ソーサー:W16.5センチ




ひと仕事したあとは冷やしたあんみつ?それともさっぱりのカットフルーツを盛って、美しいガラスが目にも涼しいおやつの時間が始まります。A-select Hawkes社のガラスボウル&ソーサーはこちらをクリックしてご覧ください。1点ずつの掲載で在庫は3点ございます。
