DIARY

ベークライトのイヤリングのリフォーム。

 

 

2年ほど前にご購入いただいたベークライトのイヤリング、どうしても出番が少なくピアスに替えられないかとのご相談を受けました。

 

 

イヤリングをピアスにするのはあまりお勧めできず、特にコスチュームジュエリーは金属に”めっき”のかかったものが多いので加工が難しいのですが、今回ご相談いただいたイヤリングに関しては、お客様のご希望に合った、良い感じに変更できそうだったので、依頼をお受けしました。

 

久しぶりにご対面のイヤリング、ベルカプリに届いてすぐにお買い上げいただいたので、写真もこちらに残っておらず、「アラー!こんなに細かく彫られたいいものだったのか~。」と想像以上のイケメンにしばし感心しました。たてがみや首の筋肉の感じなど、とぼけた表情とは裏腹に丁寧に彫刻されています↑

 

作業開始。

 

イヤリングのクリップがねじ留めしてあったので、それを慎重に外します。小っちゃい小っちゃい小っちゃいねじです。

 

 

 

今回は、「もともとのイヤリング金具の古い感じをとても気に入っていて、それを少しでも残したい」ということでしたので、はずしたイヤリング金具を加工。まずは飛び出たJ型のクリップ部分をカット。残った丸い部分の縁は滑らかにやすりで削り、まん丸にしました。

 

 

そして、丸い金具の裏側も加工、バリというギザギザを丁寧に除去。このバリがあると、バリの部分が本体装着のピアスピンとぶつかってぐらぐらして、うまく本体と接続できません。

 

↓ルーペで覗くと中心の丸い穴の周りがギザギザ綺麗になっています。↓

(ビフォア → アフター)

 

 

イヤリング金具を外した本体に、新しいピアスのピンをつけます。接着だけだと心配なので、ドリルで穴をあけ、ねじで留めました。

そして、新品のピアスピンだけだとピカピカでなんだか味気ない。

 

 

 

↓ここで、お客様ご希望の古いパーツを装着。コチラも接着だけだと心配なのでドリルで穴をあけしっかりとねじ留め。

お持ちの本人にしかわからない裏の部分ですが、古いパーツを残したことで、とても喜んでいただけました。こんなサービスが出来るのはベルカプリだけ!だと思っています(うん、うん)。

 

 

 

 

ベルカプリ

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