DIARY

オールドブラスチック&セルロイドのブローチ

まだまだ暑い日が続くので薄手のお洋服にもつけられるちょっと軽い感じのブローチを。セルロイド製の花かごのブローチとラミネート加工の花型のブローチ。ともに1940年代前後に作られた古いもの。

花かごのブローチは日本で作られ欧米で販売されていたもの。コスチュームジュエリーの人気が高まった1930年代から1940年代にかけて特にアメリカで日本製のセルロイドブローチは人気がありました。日本は明治時代からセルロイドの加工技術をもっていたそうです。安価で細かな細工が施され、どことなくエキゾチックな空気をかんじられるのが魅力だったのかも。このブローチもまさにその時代に海を渡りアメリカ人の女性の胸を飾ったのでしょうか。柔らかな彩色が涼し気で、セルロイドならではのちょっとチープな風合いが雰囲気良いブローチです。何より軽い着け心地が魅力です!

こちらのカラフルな花型のブローチはラミネートという加工方法で作られています。異なる材料や同じ材料を何層にも重ねて熱や圧力で一体化したもので、ラミネートしたものを彫刻するとその断面が美しい色の層になるのが特徴。このブローチも縁の部分に向かいグリーン、黄色、赤、アイボリーと4色の層が見られます。高さはあまりなくぺたんとビスケットのような厚み。帽子やバックなど小物の装飾に使っても楽しそう。ちょっと加工してヘアアクセサリーにもしたい感じです。

花かごのブローチとラミネートのブローチはこちらをクリックしてご覧ください。

関連記事