DIARY

雨の日のブローチ

 

今日は梅雨の晴れ間でしょうか?晴天!真夏!外を眺めると陽射しが眩しそうです。

 

ここの所オンラインショップには梅雨に合わせて傘のモチーフのブローチを掲載していますが、今日はその中でも特にお気に入りのブローチをご紹介しようと思います。

 

 

1950年代前後のものでシルクハット姿の男性が馬車に乗るブローチ、ハンサムキャブ(辻馬車)のデザインです。ハンサムキャブはタクシーのように利用された馬車で、私ははじめこのブローチを見た時「車に乗っている男性かな?」と思っていたのですが、男性の右横にある鞭を見て馬車であると知りました。車輪の傾きや男性の体が右に寄りつつ頭が左に傾いている感じを見るとガタゴト揺れながら進む馬車の映像が頭に浮かんできます。

 

 

 

わたしはハンサムキャブという言葉を知らなかったのですが、シャーロックホームズにはよく登場するようでホームズ好きな方にはなじみのあるワードなのかな?「このデザインなんだろう?面白いな?」と思ったものをきっかけに当時の生活や習慣を知ることがあります。それは綺麗にデザインされ量産されたものより、半手作業の風合いが伝わる素朴な作りのものから知ることが多く、そういうものは一度お別れするともう出会えなかったりするのでとても貴重です。

 

今回のこのブローチは薄い真鍮板をプレス型抜きして作ってあります。傘の部分と車輪は別パーツで作られたものが手作業で留められており、傘の部分は手で触ると僅かに左右に回転します。これが狙ったものなのか、ぎゅっと留めていないから動いてしまっているのかわからないのですが、この動く感じが可愛いので今回はこのままの状態にしておきます。軽いのでこの季節の薄い生地でも大丈夫そう。経年による細かな傷やメッキの曇りが見られますが良い雰囲気なのであまりピカピカにしすぎず仕上げてお店に並べようと思います。

 

雨の日の馬車の男性のブローチはこちらから。

 

 

 

 

158-0095
東京都世田谷区瀬田1-12-32
電話:03-3709-2341
e-mail:cjs@bellecapri.com
二子玉川駅より徒歩5分。

12:00-19::00
日・月・木・祝日 休み

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